母の日に贈る

中学卒業後、追浜の商店街にある牛乳屋に住み込みで働く。隣が確か肉屋だった。近くに高校があり、下校時によく生徒たちが寄って行き「さっちゃん」と呼ばれていた15歳から20歳前までの頃。

母親から聞かされた話です。
内房の海辺に生まれ育ち5人兄弟の長女で、岩のりを板のりにしたり、天草を採り家計の足しにし、フグ以外の魚はすべて調理できる実家の母。1944年の終戦前年に生まれました。

小学生の頃、学校帰りに母の日なので400円の予算で何かプレゼントしようと、文具もある本屋でいろいろ考えた末、片道1時間かかる通勤中のバスで読んでもらおうと、新田次郎の「アラスカ物語」の文庫本を贈ったら、とても喜んでくれ、読み応えがあり面白かったと言われました。なぜこの本を選んだのかを問われましたが、値段の割に厚みがあり内容もそれなりに適していると思ったからだと、正直に答えると大笑いされました。

私には年が少し離れた二人の兄がいますが、私が生まれる前、小学生だった二人は母の日の贈り物として唄をうたってあげたそうです。何の唄だったかを覚えていないけれども、それはもう嬉しかったと母から教えられ、唄で良かったのか?と軽いショックを受けた思い出があります。

明日は母の日です。日頃の感謝の気持ちを込めて、何か贈りたいと考えている児童、生徒のみなさん。
心を込めて喜びそうな唄を一曲、保護者の方に唄ってみたらいかがでしょうか。
カラオケでなく照れくさいけど、ありがとうの想いを込めて。

今朝、横須賀中央駅のホームで流れる山口百恵のメロディを耳にして、そんなことを考えました。

画像


連休で帰省した際に撮影した画像です。母親に名前を教えてもらいましたが忘れてしまい、さっき義母に教えてもらいました。
”オオデマリ”だそうです。

二人の母がいる自分は果報者です。














この記事へのコメント

  • リコリス

    お母さまの話し、胸に染み入りました。
    私の母は、10年前に亡くなっていますので、なおさらです。
    F子さんは、お花にも詳しいのですね。初耳です。
    なお、お母様の生年は、きっと1944年の間違いですね。
    2015年05月10日 07:28
  • 井坂なおし

    リコリスさん。ご指摘の通り1944年のまちがいです。訂正しました。ありがとうございました。
    さっき、実家の母に電話して、体にだけは気をつけてほしいと伝え、何か唄おうかと聞いても「結構」の返事でした。残念です。


    2015年05月10日 21:10

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